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建築物にも人間と同じようにライフサイクルがあり、年もとれば病気にもかかります。早期発見と適切な処置を怠れば、劣化は急速に進み、維持・保全に大きく支障をきたします。リフォーム工事にも屋根や外壁、各種床、内装などの改修、増・改築、給排水機器の維持保全・更新など、数え上げればきりがないほどの種類があります。工事の流れを見ても、施工工程だけでなく、調査・診断、プレゼンテーション、契約、設計、プランニング(施工計画)、アフターフォローなど、数多くの工程があります。それだけに、リフォーム工事を担当する業者には、専門的な知識・技術はもちろん、企業としての総合力、ネットワーク力、プロジェクトマネージメントの能力が厳しく要求されます。当社の「トータル・リフォーム・システム(TRS)」のもっとも大きな特徴は、調査・診断からアフターフォローに至るまでリフォーム工事の流れをシステムとして確立していることです。建物の内外装の損傷、目に見えない劣化の進行具合をチェックする調査・診断に始まり、必要な対策の提案、施工計画の立案、施工、アフターフォローまでトータルに実施しています。調査・診断は建築材料や設備の耐用年数を目安として、早めに受けるのがコツ。早期治療によって建築物は寿命を伸ばし、メンテナンスコストの低減にもつながります。確かな技術ときめこまかなサービス。施工実績の一つひとつが、お客さまの「信頼」を示しています。
調査診断は建物の劣化の程度、調査方法の難易度・精度に応じて、1次から3次までの3段階にわけられます。1次は資料調査、ヒアリング、目視観察、テストハンマーによる打診など、2次は全部位への打診を含む入念な調査、3次は足場やゴンドラを使用しリフォームに必要なデータを得るための調査です。もちろん1次の結果、劣化が著しい場合は、すぐに3次に入ったり、漏水やはく離などが顕著な場合は応急処置を行い、2次診断に入るなど、状況に応じて柔軟に対応しています。
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